歩んできた道を失ったヒグマ。そのヒグマが残した足跡の先には・・・

歩んできた道を失ったヒグマ。そのヒグマが残した足跡の先には・・・

日本には、2種類のクマ科の野生動物は2種類。
ツキノワグマとエゾヒグマ(以下、ヒグマと称する)である。
ツキノワグマは本州に生息しており、ヒグマは北海道にのみ生息する。
正確な頭数は不明のようだが、増加していることは間違えないらしい。

離島を除く、北海道全域でヒグマは生息しているが、2018年5月末には利尻島で106年ぶりにヒグマが上陸。その際は、たくさんの報道が行われた。
こういった事案からも分かるが、ヒグマは広範囲を移動する。
特に繁殖期(6月以降)は、メスのヒグマを探すような時期でありその行動範囲もより広まるとされる。

行動範囲が広いといえど、「長居するエリア」というものもある。いわゆる縄張りだ。
しかし、縄張りを持ったとして、自分より強いヒグマとの争いに負けたり、年齢を重ね争うことを避け場所を移動(縄張りの変更)するヒグマもいる。

このような縄張りの変更は、自然の流れとも言えるのではなかろうか?

山伝い・森伝いにヒグマは移動する

北海道各所、どの街もそうだが、昔は山野であった。
山野を開拓し住宅地を造成して、人の営みが生まれてきた。
そんな「昔は山野だった」というような場所であれば、長い年月が経過したとしても、そこにヒグマが訪れる可能性は大いにある。
つまり、「”なんらかの拍子”に人間の生活圏に現れる」ということは、なんら不思議なことではないのです。

ただ、”なんらかの拍子”というのが、既述のような自然の流れから生まれたものだけではない。
ヒグマが人芸の生活圏に現れることについて、人為的なものが災いしているのではないか?というケースを実体験を元に綴ります。

良い。悪い。そんな簡単な言葉では決着しない

「北海道はでっかいどう」なんてフレーズの通り、北海道は広大だ。
山を越えるための峠道やトンネルなどが整備されなければ、流通などにもかなりの制限があり、北海道の発展はより遅れるものになった。
そんな人間の生活を豊かにするために行われてきた開発行為は、「多くの自然や野生動物の生活の場を奪ってきた」というのもまた事実であろう。
しかし、決して乱開発が行われてきたというわけでもないだろう。大きな工事をする際、環境調査などが行われる。全ての開発において、寸分の狂いのない、また、漏れのない調査が行われてきたか?と言われれば、自信を持って頭を縦に振れる人はそう多くはないのかも知れないが、最善を尽くしてきてくれたものだと信じたい。

この時点で、整理しておくが、自然の保護と人間の豊かな生活のための整備は、天秤に掛けることのできない対象であると思っている。
自然の保護を強めれば、住宅地の造成はもちろん交通網の整備も行えず、人間が生活することに困難を極めることになる。
一方で、人間の生活の豊かさを追い求めれば、開発が不可欠であり、自然の減少に繋がる。

元々あった自然豊かな地に人間が移り住んで来たとは言え、ある程度の整備がなければ、経済活動さえままなら無くなる。

ならば、今のバランスが正しいのか?それとも、考えなければならない時に来ているのか?
そう言った議論や問題提起が活発にされていくことが、良いのだと思う。
ただし、”この主張は間違いで、こちらの主張が正しい”というような、白黒つける主張ではなく、”こういう意見もあるけどどうだろうか?”という意見の尊重をした上で問題を多角的な視野で捉えるということが大切なのだと思う。

話は逸れましたが、ここからが実例を元にしたお話です。
ヒグマという繊細なテーマであるため、地域などは伏せて記載します。

2000m級の山。その麓のまちでの変化

北海道には3000mを越える山はなく、2000m級の山が北海道最高峰。
そんな山を抱えるまちでのお話です。

「畑にやたらとクマが出る」という話を聞いて、その人や関係者に聞いてみました。
「例年と比較してどうなのか?」と。

「例年は年に5回程度。だけど今年はさらに多い」
「デントコーンの時期でもないのに足跡が畑に付いている」

そんな声が返ってきた。

ちなみに、デントコーンだが、家畜の飼料にもなる高カロリーな植物。
北海道民であれば馴染みはあると思うが、農業と関わりの薄い人は知らない人も多いのでは無いだろうか?
そんなデントコーンは、もちろんヒグマも食べる。
2015年9月末にはオホーツク紋別において、デントコーン畑に居着いてしまったヒグマが駆除されたがその大きさはなんと400kg。超が付くほどの巨大ヒグマである。

話を戻します・・・。

デントコーンが実っている時期であれば、「デントコーンを食べに来たかな?」となるが、まだそんな時期では無い。
周辺でも例年と比較し、そう大きな変化はなく、ヒグマの誘因につながるようなものは無いとされていた。

しかし、・・・。

この後はまだ続きますが、続きがまだ書き切れてません。
まずは、ここまでをご覧いただければと思います。

続編を更新しました!

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

2019.7.17

歩んできた道を失ったヒグマ。そのヒグマが残した足跡の先には・・・(後編)

どうぞご覧ください!

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「にほんブログ村」というランキングサイトに登録しています。
ぜひ記事をご覧になられましたらクリックでの応援をよろしくお願いします!

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

ブログの更新をLINEで受け取る!
LINE@版北海道のちっちゃな大自然を友達登録すると、ブログの更新情報などが受け取れます!
ぜひご登録をよろしくお願いします!
友だち追加

投稿日: 2019年7月4日makoto_kobayashi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です