昨日の歯の骨格。

ご覧いただけましたか?

もう多くの人が分かったでしょうが、答えはもう少しお待ちください。

さて人間も野生動物も。

生きていくためには、栄養を摂らなければならなりません。

特に野生動物はシビアです。

人間のように栄養となる食事が用意されることもなく、自分の感覚を頼りに、栄養源を探し求める。

さぁこの写真をさらに追加!

もう分かりますよね!

日本に生息する野生動物の中で最も体の大きい陸上生物。

山の神「キムンカムイ」とも呼ばれる。

そう「ヒグマ」です。

ヒグマの生態についても今後綴っていきますが、今回は、あまり触れらることの無い「歯」に注目。

唐突ですがこの歯を見て何か気付くことはありますか?

「奥歯が平ら」

これに近しいことが頭に浮かんだのでは無いでしょうか?

どうして平らな歯なのか?
平らな歯を持つのはどういった生き物か?

平らなのは、決して力が強く潰れたわけではありません。
もともと平らに近い作りなのです。
そんな歯を持つ生き物・・・。
浮かびましたか?

そう。

人間です。
人間も奥歯は平べったく、一本一本大きな作りになっていますよね?

ということは、ヒグマと人間、歯の作りが人間と似ている生き物なんですね。

さて、それでは次の質問。

ヒグマと人間。
まだまだ似ていることがあります。

さてどこでしょう?

歩き方?

睡眠の体制?
子どもの育て方?

答えは「食生活」!

ヒグマも人間も”植物”と”動物”を食べる雑食の生き物なんです。

「あ~確かに」と納得してくれた方もいるのでは無いでしょうか?

奥歯が平らであるのはどういう役目を果たすのか?

「固形物を潰す」という役目を持つわけです。

例えば、犬。

生えているほとんどの歯が、先端が鋭く尖っており、このヒグマのように目立つような平らな大きな葉というのはそう無いのです。

なぜか?

犬は肉食であるため、”潰す”というよりも”肉を噛みちぎる”ということに特化している歯の作りなのです。

もちろんオオカミも犬と同じように、鋭い歯が並んだ歯の作り。

オオカミの絶滅の原因は、伝染病や駆除が挙げられるが、「餌の確保が難しくなったからでは?」という説も目にする。

オオカミもヒグマも共に同じ時代を過ごしていきた。

オオカミはヒグマよりも小柄で、素早く狩猟能力が高かった。

主にエゾシカをハントしていたが明治時代に入り、エゾシカの個体数が減少したそうだ。

そして、家畜などを襲うよにもなり、駆除を進めていった。

皮肉なことに、オオカミの数は0となり、エゾシカは爆発的に生命を繋ぎ、新たな問題を生むこととなった。

「もしオオカミが、植物も食べる雑食だったら?」と考えることがある。

ヒグマほどの体格を持ってしても植物を食べ飢えを耐え、実りの秋を待つ。

雑食のヒグマでも飢餓で生命を落とすこともあるが、奥歯の作りのお陰でヒグマは、今日まで生命を繋ぐことができたのだと思う。

ヒグマと言えば、「鋭く大きな爪で獲物を捕らえ、大きな牙(歯)で喰らいつく」という力強い印象も大きいが、生命をつなぐことができたのは、「植物を生きるために口に出来た」ということだと思う。

そして最後になりますが、「ヒグマは栄養源の7~8割が植物性であるということ」。この歯の写真を見るとより理解ができるのでは無いでしょうか?

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