ヒグマが庭にやって来た。人家との距離わずか数メートル

ヒグマが庭にやって来た。人家との距離わずか数メートル

ヒグマが庭にやって来た。人家との距離わずか数メートル

今回は、ヒグマの生活圏と人間の生活圏が重なってしまったケースなどについて簡単に書いてみます。

ヒグマと人間に限らず、野生動物と人間の生活圏というものは、決して綺麗にセパレートされている訳ではありません。

物理的な柵で領域分けされているものでないので、もちろん当然のごとく皆さんも知っていることでしょう。

とは言え、普段生活を送る中で野生動物と人間との生活圏を意識するということは、自然に意識的に関わろうとしている人を除けば、ほとんどいらっしゃらないのではないかとも考えます。

だけど次のような事例が起きたとき、野生動物と人間との生活圏について意識することになるでしょう。

人間の生活圏と言える住宅街にも野生動物が現れるというケースの発生。

「家庭菜園をエゾシカの群れがやって来て食べて行った」という事例です。

そんなケースは、時にメディアでも取り上げられることも。

次に紹介するものは、実際に報道されたものをもとに簡略化して記載します。

事例1

〈メディア〉

エゾシカが家庭菜園を荒らす被害が発生している。

〈メディア利用者の心の声〉

えー。うちに来たら嫌だね。

〈食べられた人の声〉

せっかく育てていた。山とかにも食べるものはあるのに。

〈メディア〉

エゾシカを捕食していたオオカミが絶滅し、繁殖が容易な状況となりエゾシカは増えている。家庭菜園のみならず甚大な農業被害も出ている。ではこちらの数字をご覧ください。以下、略。

〈メディア利用者の心の声〉

エゾシカやばいじゃん。捕獲なりして頭数管理してよ。

簡単にいうと、メディアの報道、情報の受け手はこのような感じではないでしょうか?

このような情報の発信や情報を受けての感情は、どれも間違っていないと思います。

ただ、個人的に1箇所気になることがあるのです。

皆さんはどうでしょうか?

もちろん、事例1の流れも特段おかしなところがある訳でないので、「特に気になるところはない」という意見でも正解だと思っています。

あくまでも”ただ”というもの。

”ただ”というと「些細なこと」だったり、「大して重要じゃないんでしょ?」という印象を持たれるかもしれませんが、始まりは些細なことでも時間の経過とともに些細なことでは済まされないことに発展してしまうこともあるのです。

なので、以下については、「大ごとに発展してしまいかねない”ただ”」にお付き合いいただければ幸いです。

「ただ、個人的に1箇所気になることがあるのです。」と書きました。気になるのは、「〈食べられた人の声〉せっかく育てていた。山とかにも食べるものはあるのに。」という趣旨の発言です。

もちろん、時間・お金をかけ育てていた農作物やら花木の芽やらを食べられたのでしょう。そんなことを推察すると”残念”という思いから、そう行った発言が出るのも致し方がないでしょう。ですが、こんな報道や情報の受け取り方では何の解決にもなりません。もしかすると、編集などでセンセーショナルな内容でないと、情報を受け取る人間の関心度合いも高くないというのも事実な訳で、内容が薄まるようなやり取りが採用されていないだけかもしれません。

ですが、大切なことは「どうして食べに来たのか?」「対策を講じているのか?いないのか?」ということではないでしょうか?

意外と「何で食べられたかを考えず、鳥獣被害に対して無策」という人が多いのです。

「考えない、対策しない」は、個人の自由でもあるでしょうか、被害を拡大させないためにも、何かしらを考えていかなければならないでしょう。そして、改善できれば御の字。

しかし自然はそうも上手くいかないのです。

知床半島羅臼町でのヒグマによる飼い犬襲撃事件

2018年8月のこと。

ヒグマが人家の庭で飼育していた犬を襲ったという報道があった。

ヒグマの密集地帯でもある知床半島であっても、そう発生する事件ではなく、多くの報道が行われた。

以降、目立った被害などはなく、月日が流れ2019年7月10日。

また飼い犬がヒグマに襲われた。

糞から検出されたDNDから、2018年8月に犬を襲った個体と同じということがリリースされたのです。
そこから数件、立て続けに犬が被害に遭うということがありました。

それまで、「犬への執着が強い個体」とは思われていなかったが、約1年間の月日を経て「犬への執着が強い個体」という位置付けに。

本来ヒグマは、犬を恐れる生き物なのです。

自分よりも体の小さな犬が走って迫れば、ヒグマも急いで逃げるというような関係性。

だからこそ、ヒグマの発生の多い知床半島でも”番犬”ということで飼われていました。

今回の襲撃事件でも報じられていましたが、「夜、犬がすごく吠えていた」というような飼い主の声。

きっと犬は、ヒグマに対し威嚇をし最後まで抵抗していたのでしょう。

しかし、犬は鎖で繋がれている。自由に走り回れず決められた範囲でしかヒグマを追い立てられない。

きっと犬を襲うことになったヒグマも初めは犬が嫌で敬遠していたのだろう。

だからこそ被害が発生してこなかったのでしょう。

7月10日の事件発生後、知床半島に現地入りし関係者や地域の人と話をすることができた・・・。

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投稿日: 2019年8月6日makoto_kobayashi

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