今回紹介するのはエゾシカです。
振り返る姿を撮影しました。

このエゾシカの進む先には、食事中のヒグマがいたのです。
当初私は、草むらの奥にいるヒグマの動きを見ていたのですが、一頭の若いエゾシカがやって来たのです。
それもゆっくりと。
正直危険です。
なぜか?
ヒグマは基本生きているエゾシカを追いかけて捕食するということはそうしないとされていますが、こんな場合は異なります。
・傷病個体
・若い個体
・動きの鈍い個体

こんか個体のときは、生きていても追いかけ捕食するときがあります。

今回のケースは、3つのうちの2つに該当するのです。

さらにヒグマは3.40m先にいて食事中。
食べていたのはアリなどの昆虫でした。
風向きはヒグマがいる谷の方から私のいる山側の方へ、登るように吹いていたので、匂いでヒグマには届いていなかったかもしれません。
不用意に音も出していなかったので、もしかするとヒグマは、私のことにも、エゾシカのことにも気付いていなかったかもしれない。

だからこそ、危険だと思った。

エゾシカが不意に近づくとヒグマが襲ってくるかもしれない。
エゾシカは私の横の方からさらに谷の方へ向かって歩いた。
私とヒグマはおよそ3.40m。
そして私とエゾシカはおよそ10m。

エゾシカとヒグマはおよそ2.30m。
嫌な距離感だった。
ヒグマは襲わなくともテリトリーの中に入り過ぎるとブラフチャージ(威嚇突進)をして、テリトリーから追い出すこともある。
もしブラフチャージを目の前のヒグマがすると、3.40mの距離を保っていても、一気に危険な距離感になる。
もしかすると攻撃を受ける距離感になる。

そんなとき谷から強い風が吹いた。
私は感じ取れなかったが、エゾシカは何かを感じとったのだろう。
高い声で一発鳴いた。
そして歩みを止め、それよりも前に進もうとすることをやめた。
きっとヒグマの存在に気が付いたのだろう。

人間よりも野生動物はリスク管理ができている。
ヒグマとエゾシカが近くにいても、逃げたりせず、何の反応もしないケースがある。
しかし今回は鳴いた。辺りを見渡した。
さっきとは明らかに違う動きを見せた。

「きっと怖さを感じたのだろう」

エゾシカが逃げるよりも前にその場を後にした。

5分後くらいだろうか。
元いた場所を見るとヒグマがいた。
エゾシカも私も無事だった。


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