ヒグマは目の前の餌を貪る

ヒグマは目の前の餌を貪る

石狩や北広島に出没していたヒグマ。
そのヒグマと思われる雄の個体が捕獲・駆除された。
1.5mの雄。
体重は90kg

決して大きくはない。
これから冬に向けて、沢山の餌を探し食べるところだったのだろう。

一般的にヒグマを含む野生動物は、自然界にあるものを食べて飢えを凌ぎ、生命を繋ぐ。

しかし、人間を利用する野生動物もいる。
農作物を食べるヒグマももちろんそうだ。

ヒグマは農作物にも執着することがある。

そんなことを書いたら「それは違う」と唱えた人がいた。
きっと自分が見たことがない事例を受け止めることが出来ない思考なのだろう。
まぁそれはそれで良いので、話を戻します。

ヒグマは、餌に対して、執着心と占有欲が強い生き物。

この2つについては、とことん追求する生き物だ。

こんな話を聞いたことはないだろうか?

登山者がヒグマにバッグを奪われる。
登山者がヒグマの隙を見て奪い返す。
するとヒグマが登山者を追いかける。

1970年に北海道のカムイエクウチカウシ山で発生した、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件も、こういった事案がことの発端である。

ちなみに

執着心とは、何度も何度も餌があった場所に通い追いかけるということ。

占有欲とは、他の生き物に餌を盗られることを極端に嫌うということ。餌に土や木を被せる土饅頭などが有名だろう。

占有欲が強くなくても、執着心が強い個体もいる。

例えばどんな場合か?
餌が豊富な場合は、占有欲よりも執着心が勝るのだそうだ。
確かにそんな気もする。

デントコーン畑に出たヒグマの話。
広大な畑に数え切れないほどのコーンが立ち並ぶ。
ヒグマにとっては、バイキングとも言える環境だろう。
そんな餌が豊富な場所では、餌を隠す必要がない。
隠す時間があれば、冬籠りに耐えられるよう沢山食べる。

つまり、農作物は手に入れやすい餌。
畑での餌は、「隠すよりも足繁く通い栄養補給をする場所」という傾向が強い。

しかし餌が動物となると、そうそう手に入れられない。
それも大型になればなるほど。
だから、海岸線沿いに打ち上がった海獣やエゾシカなどは、誰にも盗られたくない、最高の餌。
そりゃぁ隠しますよね。

畑の農作物を食べただけで、人間に危害を加えていない。

人間に危害を加えるまで、対処をら待つわけにはいきません。

暴れる人が家の前にいる。
まだ危害を加えられていないから静観する。
静観も良いかもしれませんが、危害を加えられると恐怖の中で生きてても心地よくありませんよね?
そんなとき、危害を加えられていなくとも、警察に通報したり、制圧しようと考えますよね?

野生動物に対してもそうだと思います。

畑の農作物は人間の財産です。
財産に危害を加えるものは、人間でも野生動物でも、何かしらの対処を施す対象となり得るでしょう。
ただ、無策で被害を訴えるのも少し違うのかなと。
人間が多く生活する場所でなら、他者に不安を抱かせないよう配慮が必要でしょう。

山の中でも、電柵を張り巡らせたりする時代です。
話を聞いたヒグマの被害にあった農家の方の中には「昔から電柵なしでやっている」と言う人もいましたが、「昔よりもヒグマが増えている」という事実は、受け入れられないようでした。

変化を理解し、変化に対応する。

昔からの伝統という美学も大切だ。
しかし、状況は刻一刻と変化する。
その変化を理解し、対応していかなければ、時代錯誤ともなってしまう。
「時代錯誤の伝統」とならないよう、「時代とともに変化する伝統」でも良いと思う。
必ずしも、昔のままが良いわけでは無いと思う。

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投稿日: 2019年9月5日makoto_kobayashi

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