今年は全国区のニュースで、北海道のヒグマ問題が報じられています。
例年よりも多いのかな?と思うのですが。

さてさて、北海道で問題になったヒグマのニュースと言えば、次のような事案ではなかったでしょうか?

・札幌市の住宅街に連日出没
・知床羅臼で飼い犬襲う
・標津や平取での家畜襲撃
そして新しいところで
「知床国立公園内でのヒグマの観察・撮影問題」

こういったニュースではないでしょうか?

どれもヒグマの話題ではありますが、人間の意識で防げることも。

さてさて、こんなニュースが流れて来ました。

カナダの話で、国立公園内でクマに対する迷惑行為をはたらき、罰金を下されたというもの。
クマに素手で闘いを挑んだ男 迷惑行為として罰金32万円

事の発端は2015年のカナダ。
バンフ国立公園でのお話だそうです。
なぜ今頃?
それは裁判で事件が一区切りしたから。

さて事件を見てみましょう。

国立公園内で働く男性が事件を起こしたそうです。
どんな事件か?
園内でクマ(ハイイログマ)を見つけ車外へ。
クマに対し声をあげたり、投石したり。
どうしてそういう行為が明るみに出たのか?

カメラにその様子が映されていたそう。

そして、「国立公園内にいる野生動物に迷惑をかけた」ということで起訴に至ったのです。
そして判事は、「野生動物の生活を妨害したことが明白」との判断を下しました。

この判断についてどう思いますか?

私はとても大切なことだと思います。

もしかすると、実害は無かったかもしれません。
しかし、偶然出会ってしまっクマに対しての行為ならまだしも、クマがいることを認知しての行動は、咎められても仕方のないことかなとも思うわけです。
そして、「クマの生活を妨害した」と言及もされているそうです。
クマの進路を塞いだり、追いかけたり、食事しているところに迫って行ったり。
そういったことは、クマの生活を妨害していますよね。

人間だけでなく、野生動物もまた生き物。
生き物に優しい社会をみんなが意識したいだすね。

今回報じられているカナダではないですが、アメリカで環境保全に携わっていた方にお話を聞きました。
「日本とアメリカ。自然に対する意識に違いは?」

「日本もアメリカも、気にする人と気にしない人がいるよ。ただ、気にする人の熱意と司法の立場は、アメリカの方が自然に優しいと思う」と返ってきました。

「確かに」と思った経験をここでひとつ。
4年前のお話です。
国内の国立公園を散策していたときのことです。
散策路を歩いていると、散策路から逸脱し、写真撮影のために木の枝を折り、草をむしる高齢男性がいました。
「国立公園内ですし、植生を壊すのはやめませんか?」と声をかけると「うるさいな。こっちの方が良いだろ」と。
国立公園の意味を分からないのかと愕然。
公園管理に連絡しましたが、「あ〜そうですか」程度。
警察にも相談しましたが、「被害届がないからね」と。

そのときは、ほんの少しの傷かもしれませんが、その傷を見落とし続けると、大きな傷になります。
そしてその傷は、そう簡単に癒えなくなるのです。

全ての人がこうではないことは、百も承知ですが、そういった意識の低い人や組織があることは紛れもない事実です。
それも仕方がないのです。
日本は、法整備が遅れているのだそう。
人間の生活に関わる法整備より、優先的に進められない。
それも分かります。
自然を愛でれる人は、ある程度余裕のある人でしょう。
余裕の部分で生じた問題より、一般に作用する法整備の方が重要ということも、十分理解を示せます。
だけど、自然に関することも、大変重要なのです。

私の場合は、無力ささえ感じました。
目の前で植生が壊されている。
声をかけても無視される。
誰しも過ちは起こすでしょう。
だからこそ、過ちを指摘されたら、一旦行動を考えるということも大切なのだと思うのです。

そしてこの報道で見て欲しいのが、マナー違反者に向けた生物学者のコメントです。
マナー違反者とは?

・「自然と同調できない」
難しい。
つまり自然に敬意を持った振る舞いが出来ていないということですかね?

・「人間を襲ったクマは殺処分」
日本だけでなく海外でも、人間に手をかけたクマは、いかなる理由でも正当化されず、生命を絶たれます」
日本より海外の方が、野生動物への対応がシビアという国々もある程です。

・「クマが静観したら再び似たことをする人ご出てくるかも」
まさしくその通り。
「あの人がやっているから私もやろう」という集団心理(リスキーシフト)が災いします。
つまり、「赤信号みんなで渡れば怖くない」というようなものです。

「本来であれば怖いけど、一緒にいるから自分はきっと大丈夫」。

あなたの本心で行動してほしい。
そう思うばかりです。

結局どう思っているのか?
1)国立公園に関する法整備
もっと該当エリアを取り締まる法整備が進んでも良いと思います。
2)問題行動への対応
監視人をつけたり、循環には限界があります。であれば、人が集まるエリアに定点観察カメラを設置(ライブビュー可能)すれば良いでしょう。
高速道路のSAなどでも車の流れなどが見えるカメラありますよね。
そういったイメージです。
あくまでも監視ではなく、現場確認用として。
そしてそのエリアに侵入すると、カメラに映ることも明示すれば、「プライバシーの侵害だ!」などなりません。嫌なら避ければ良いだけなので。
そして、管理者は映像を定期的に確認。度重なるルール違反が確認された場合は、何かしらの規制対象とする、などでも良いかもしれません。

人間も野生動物も。
トラブルなく過ごすには、我慢が必要です。
その我慢が出来ないなら、「我慢しないとリスクを負う」という負荷をかけなくてはならないでしょう。
しかしその負荷は、決して暴挙ではないと思います。
そこまでしないと、「安全を確保できないほどに危険な地域」という悲しいお話なのです。

長々と失礼しました。
また今度、しっかりまとめて綴りますね。

 

 

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