星野道夫さんは日本のみならず世界で活躍された写真家。
しかし、1996年の8月8日にお亡くなりになられているので、今の北海道を実際に旅するということは叶わぬ夢。
ならばここで言う「写真家星野道夫と旅をする北海道」とはどういうことか?

簡潔に言ってしまえば「星野さんの写真集を撮影先でご紹介します」ということ。
ただそれでは味気ないので、「星野さんと旅をする」という表現にしてみました。

「野生動物を撮るようになってから常に星野さんの作品を持ち歩いているのか?」と問われれば「そうではない」と答えるしかありません。

ならばどうしてこのようにするようになったのか?
きっかけは2019年9月。
撮影を共にする知人がいまして。ふと「誕生日プレゼントをあげよう」と思い立ったのがきっかけです。
企画していた訳でもないので、プレゼントとして用意していたものは何もなし。
そんなとき目に入ったのが、なぜか同じものが2冊ある星野さんの本でした。
その内の1冊を、簡易的な包装もせずカメラバッグに忍ばせ、数100km先の知人の元へ走り出したのです。
私も好きだし、知人も好きな大自然。そんな自然の中で待っているときに、バッグの中に忍ばせていた本を開いて見てみました。

今までと違う見え方がした

良くある話でしょうが、それまでに何度も見てきた本が、全く違う作品に見えたのです。
正確に言えば、情報の感じ取り方が全然違うというか。
部屋の中でゆったりとして見るのも良いのですが、緊張感ある自然の中で風や水の音を聞きながらページをめくるというものは格段に良い。
写真を見て目を瞑れば、写真の世界に溶け込めそうな気もする。
そんな感覚を覚えてしまってからは、星野さんの本とともに北海道を旅するようになった。

そんな私の旅のお供。星野さんの本を皆さんにご紹介できればと思っています。

旅のお供に選んだ一冊は?